スペイン代表・セリエA観戦ツアーヨーロッパサッカー観戦ツアー(2001.4)これがアウェイの洗礼だという経験をしてきました。 その1 (日本代表VSスペイン代表 コルドバ) 一応、コルドバの町を観光後ショッピングセンターで食べ物を買いだし して競技場へ向かった。入り待ちをしようかななんて思ったけど 様子を見るだけのつもりがなぜか日本代表応援席に1番乗りをしてしまった。 当然の事ながらまわりにはスペイン人だらけ。しかも席のあるブロックからは でられないと警備からおまえの席はここだと戻される始末。しかたがないので すわっているとスペイン人のサポーターがやってきてどうせこの試合は 4ー0で日本は負けるんだと言ってくる。悪口って不思議とわかるもの なんですよね。しかも次々と。つれは3ー0で 日本が勝つんだと言い返していた。それは試合前の話。試合中は最初は 気楽に考えていた雰囲気も進むにつれだんだん険悪に、脳天気な自分に比べ 連れは、1点取られてほっとしたといっていたくらい。まぁ試合後は、結構 フレンドリーでW杯を思い出していたけどね。 その2(ASローマVSラツィオ スタディオ・オリンピコ) ローマダービー 試合前はとっても幸せだった。日本人=NAKATAだから ローマのサポーターとフォッツァローマと声掛け合っていた場面ばかり 遭遇していた。・・・が席のあるゲートに近づくにつれ引きつってくる。 そして席のあるゲートにはラツィオのサポーターしかいなかった。 確かにアウェイ側のゴールに近い席だと聞かされていた。でもミックス ゾーンだという話を信じ切っていたからツアーのメンツはローマのグッツを 身につけていた。そうでなくても、日本人だというだけで唾やコインや ペットボトル等々飛んできていた。席についてまず、ラツィオの青の紙 を手に入れ、メンバー紹介では一緒に声を出し、ローマに対してブーイング 中田がベンチ入りしていないことに安堵し(これじゃここにきた意味が・・・) ラツィオに偽りの忠誠を捧げた。まったくなんてこった。 前後半とも試合開始時には花火・発煙筒でピッチが見えない。 特に後半は目の前のゴールに自分のチームが攻めてくる形になる、 戦争の始まりだった。1点目バティがゴールを決めるとローマの サポーターが挑発をなじめる。最初はペットボトル、発煙筒の燃えかす が飛び交っていた。2点目をローマが決めると今度は座席がはずされて 宙を舞っていた。そうしている内にローマとラツィオを分ける防護壁付近 に警官隊が突入、催涙弾を打ち込んだ。周囲はその騒ぎに反比例するか のように静まってきた。なんかこのままではぶきみだった。 そうしてロスタイムに追いついたとき、いままでのどんな試合よりも たぶん必死に応援していたんじゃないかと思った90分間が終わった。 結果は2ー2の引き分け。これで無事帰れると思った。同じグループの面々 にも安堵の表情が浮かんだ。 これが本場の馬鹿騒ぎなんだ!! Jで起きた事件の数々なんてかわいいもんだ。だけどレッズサポーター によっておこされた軟禁事件は許したくないな。やっぱり安全に見る ことの出来る環境は守って行かなくてはと実感した。 NEXT ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|